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ラボ(研究室)

シャッドテール型ワームのスイミングテスト(動画撮影)をしてみました。

2014/12/8


現在、釣具屋さんで手に入るワームのうち、シャッドテールワーム(テール部分に水掻きのような形状を有したもの)の動作を具体的に確認したいと思い、回流水槽を用意しスイミングのテストを行ってみました。
今回のスイミングテストは、自前で制作した回流水槽の動作実証という側面も含んでいるため、一部映像が不鮮明な箇所があるかもしれませんが、それらの映像については再撮影を予定しています。使用したワームは、前回の「ワームの使い分けの考察 (HPシャッドテールとレッグワーム)」で紹介した
レッグワーム(ゲーリーヤマモト)、
HPシャッドテール(O.S.P)
に加えて
スイングインパクト(ケイテック)、
サイズが大きくなってしまいますがスプーンテールシャッド(ノリーズ)
の4種類のワームをテストしました。

一部のワームについてはどれだけボディ全体が動くかを検証するため、あえてマスバリ仕様のフックでのテストとオフセットフックでのテストの2パターンを撮影しています。
また、水槽内のおおよそ一定の位置に固定したかったため、いわゆるヘビーダウンショットのような設定で撮影しております。

レッグワーム2.5
フック:ワーム329ハンガーSF #4(がまかつ)

流れに対してテール部分が細かく振動しながら、ボディ全体も揺れているのがわかります。

レッグワーム2.5
フック:S.S.Hook Worm19 #3(デコイ)

オフセットフックによってボディ中ほどまでは固定されていますが、そのぶんテール部分がより細かく振動し、まさに小魚が泳いでいるようなシルエットになっています。

HPシャッドテール2.5
フック:ワーム329ハンガーSF #4(がまかつ)

HPシャッドテール2.5
フック:S.S.Hook Worm19 #3(デコイ)

スイングインパクト3
フック:ワーム329ハンガーSF #4(がまかつ)

スイングインパクト3
フック:S.S.Hook Worm19 #3(デコイ)

こちらのワームは、3インチのみ用意できたため、サイズが若干大きくなりますが、オフセットフックで固定されている箇所からテール側にかけてが非常にダイナミックに揺れるのがわかります。
また、このワームはボディのリブ(蛇腹の部分と言っても良いかもしれません)がボディ本体に対して非常に深くまで作られているため、キャスト時に非常に多くの気泡を抱く場合があるため、予想したフォール(沈降速度)時間よりも長くかかる場合があると思います。
ただ、この気泡を抱くという状態は決してデメリットだけとは限らず場合によっては、極めて自然なフラッシング効果を生み出す場合があると思います。

スプーンテールシャッド4
フック:ワーム329ハンガーSF #4(がまかつ)

こちらのワームはサイズバリエーション中、最小の4インチを使用してテストしました。
本来は、このワームに対しては2/0以降の大きめのサイズのオフセットフックを使用するのが基本になってくるかと思いますが、流れに対してどれだけボディが反応するかという確認のため、あえて小さいマスバリタイプをセットしました。
数あるシャッドテール型のワームのなかで、ある意味もっとも「つるっとした」直線的な形状といえるのが、このワームだろうと思います。このワームはボディ下部に深いしっかりとしたスリット構造(切れ込み)を持つためオフセットフックを使用してもしっかりとしたフッキングが可能になっています。縦長の、楕円形というよりは角丸の長方形に近い形状で、流れに対してテールがしっかり揺れ、ボディ全体はロール(横揺れ?)するような動きを見せます。

スプーンテールシャッド4
フック:ワーム321 #2/0 (がまかつ)

参考リンク

ゲーリーインターナショナル
O.S.P
ケイテック
ノリーズ
がまかつ
DECOY(カツイチ)

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